膿栓が気になる?マスクと冬の乾燥で悪化する喉口臭の対策
目次
CHAPTER 01 マスク生活で気づいた「あのニオイ」…喉口臭の正体と気になる膿栓って?
口臭、もしかして私だけ?マスク生活で感じやすい喉口臭のお悩み
「あれ?もしかして私、口が臭う…?」
最近、そんなふうに感じることが増えていませんか?特に、マスクが日常の一部となった今、自分の息のニオイに敏感になったという方は少なくないようです。
マスクを長時間着けていると、自分の呼気がこもってしまい、普段は気づきにくいニオイにハッとすることも。「あれ、いつもこんなニオイだったかな?」と、不安な気持ちになるかもしれませんね。特に冬場は空気が乾燥しやすく、さらに口の中がカラカラになりがち。この乾燥が、実は口臭を悪化させる一因になることもあるんです。
会議中や人との会話中、ふとした瞬間に「相手に不快な思いをさせていないかな?」と心配になって、自信を持って話せなくなってしまう。友人との楽しい食事も、ニオイが気になって心から楽しめない…。そんな風に、口臭の悩みがあなたの日常生活に影を落としているとしたら、とてもつらいことですよね。
この章では、そんなあなたの不安な気持ちに寄り添いながら、マスク生活や冬の乾燥で特に気になりやすい「喉口臭」の正体と、その原因の一つとして考えられる「膿栓(のうせん)」について、一般的な情報をお伝えしていきます。もしかしたら、「自分だけじゃないんだ」と少し安心できるかもしれませんよ。
喉の奥に潜む「膿栓(のうせん)」の正体とは?
マスクの中で感じた、あの独特なニオイ…。もしかしたら、その原因の一つに「膿栓」が関係しているかもしれません。膿栓という言葉を初めて耳にする方もいらっしゃるかもしれませんね。一般的に「臭い玉(くさいだま)」とも呼ばれるこの小さな塊は、扁桃腺のくぼみにできる、白っぽい米粒のようなもののことを指します。
「扁桃腺」と聞くと、風邪をひいたときに腫れたりする場所をイメージされるかもしれませんね。扁桃腺の表面には、小さな穴やくぼみ(陰窩:いんか)がたくさんあります。このくぼみに、剥がれ落ちた口の中の粘膜の細胞や、食べ物のカス、細菌などがたまり、時間とともに固まってできるのが膿栓と考えられています。
膿栓自体は、口の中の生理現象の一つとして、誰にでもできる可能性があるものと言われています。扁桃腺の構造上、どうしても異物がたまりやすい方もいらっしゃいます。そのため、膿栓があるからといって、必ずしも病気であるというわけではありませんので、ご安心ください。
しかし、この膿栓が厄介なのは、そのニオイです。細菌が関与しているため、独特の硫黄のような、あるいは生ゴミのような不快なニオイを放つことがあります。これが、喉からくる口臭、いわゆる「喉口臭」の原因の一つとなることがあるのです。自分ではなかなか確認しづらい場所にあるため、より一層不安を感じやすいのも無理はありません。
冬の乾燥とマスクが喉口臭に影響する理由
なぜ、特に冬の乾燥とマスクが喉口臭を悪化させやすいと言われているのでしょうか。そこにはいくつかの理由があります。
まず、冬の空気は非常に乾燥しています。お肌がカサカサになるように、喉や口の中も乾燥しやすくなります。口の中が乾燥すると、唾液の分泌が減少しがちです。唾液には、口の中の細菌を洗い流したり、抗菌作用で菌の増殖を抑えたりする大切な役割があります。唾液が減ると、これらの自浄作用や抗菌作用が十分に働かず、細菌が増えやすくなってしまうと考えられています。そして、増えた細菌が口臭の原因となる物質を作り出しやすくなる可能性があります。
次に、マスクの着用習慣です。マスクをしていると、私たちは自然と口呼吸になりやすくなると言われています。口呼吸は、直接外の乾燥した空気を吸い込むため、喉や口の中をさらに乾燥させる要因になります。また、マスクの内側は湿度が高く、温度も上がりやすいため、特定の細菌にとっては増殖しやすい環境になる可能性も指摘されています。
さらに、マスクで自分の息がこもることで、口臭を自覚しやすくなるだけでなく、ニオイの成分がマスクの中に留まり、再び吸い込むことで、さらに喉や口の粘膜に影響を与える可能性も考えられます。これらの要素が複合的に絡み合い、冬の乾燥とマスク生活が、喉口臭、そして膿栓のニオイをより感じやすく、あるいは悪化させやすい状況を作り出しているのかもしれません。
「もしかしたら、これが原因かも…」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。ご安心ください。次の章からは、これらの喉口臭や膿栓が気になる方のために、具体的な対策やセルフケアのヒントをご紹介していきます。
CHAPTER 02 喉口臭の原因はどこから?気になる膿栓と潜むリスク
「もしかして、喉の奥から嫌な臭いがする?」「白い塊が口から出てきたことがある…」と、お口の臭いの原因に心当たりがある方もいらっしゃるかもしれませんね。口臭にはさまざまな原因がありますが、特に喉の奥から感じる臭いの場合、「膿栓(のうせん)」が関わっていることも少なくありません。
ここでは、喉口臭の主な原因の一つである「膿栓」について詳しく解説します。さらに、マスク生活や冬の乾燥が、どのように喉口臭を悪化させる可能性があるのかについても見ていきましょう。
そもそも「膿栓」ってどんなもの?
「膿栓」という言葉を聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、「臭い玉」という呼び名ならご存じかもしれませんね。これは、喉の奥にある扁桃腺(へんとうせん)の表面に存在する小さな凹み(陰窩/いんか)にできる、白や黄色の小さな塊のことを指します。
膿栓の正体は、剥がれ落ちた口の中の粘膜の細胞や、食べ物のカス、細菌、細菌の死骸などが集まってできたものです。これらが扁桃腺のくぼみに溜まり、固まることで膿栓となります。大きさは数ミリ程度のものから、もう少し大きなものまで様々です。
膿栓自体は、健康な方でもできる生理現象の一つです。そのため、膿栓があるからといって、必ずしも病気というわけではありません。しかし、特徴的なのは、その強い臭いです。膿栓は、口の中の細菌が有機物を分解する際に発生する、揮発性の硫黄化合物を含んでいるため、まるで下水や生ごみのような不快な臭いを放つことがあります。この臭いが、喉の奥からくる口臭の原因となることがあるのです。
通常、膿栓は咳やくしゃみ、食事の際などに自然に排出されることが多いですが、中にはなかなか取れずに残ってしまうこともあります。
マスク生活と冬の乾燥が喉口臭を悪化させるワケ
近年、日常になったマスクの着用や、空気が乾燥する冬の季節は、喉の環境に変化をもたらし、膿栓ができやすくなったり、喉口臭を悪化させたりする可能性が考えられます。どのようなメカニズムで影響が出るのでしょうか。
マスク着用による影響
- 口呼吸の増加と乾燥: マスクをしていると、無意識のうちに口呼吸が増えてしまう方がいらっしゃいます。口呼吸は、喉や口の中を乾燥させやすく、唾液の分泌を低下させてしまうことがあります。
- 細菌繁殖しやすい環境: マスク内は呼気で湿度が高く、温度も一定に保たれやすいため、口の中の細菌が繁殖しやすい環境になる可能性があります。細菌が増えることで、膿栓の形成が促されたり、口臭が悪化したりすることも考えられます。
- 自浄作用の低下: 唾液には、口の中の食べカスを洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする「自浄作用」や「抗菌作用」があります。口呼吸や乾燥で唾液が減ると、これらの作用が弱まり、細菌が増えやすくなることで、膿栓ができやすくなったり、口臭が強まったりするリスクが高まります。
冬の乾燥による影響
- 喉の粘膜の乾燥: 冬場は空気が乾燥し、暖房の使用によって室内もさらに乾燥します。これにより、喉の粘膜も乾燥しやすくなります。乾燥した喉は、外部からの刺激に弱くなり、炎症を起こしやすくなることもあります。
- 唾液分泌量の減少: 身体全体の水分が不足しがちになり、唾液の分泌量も減少しやすい季節です。唾液の量が減ると、口の中の食べカスや細菌が流れにくくなり、扁桃腺のくぼみに溜まりやすくなることで、膿栓の形成につながる可能性が考えられます。
このように、マスクの着用と冬の乾燥は、どちらも喉や口の中の環境を変化させ、膿栓の形成を促し、喉口臭を悪化させる要因となることがあるのです。
喉口臭(膿栓)が気になる方が気をつけるべきこと
もし、ご自身で膿栓が気になる場合でも、ご自身で無理に取ろうとするのは避けてください。扁桃腺はデリケートな組織であり、無理に触ると傷つけてしまったり、炎症を起こしてしまったりする可能性があります。また、扁桃腺の奥に膿栓が隠れていることも多く、ご自身で完全に除去することは難しい場合がほとんどです。
膿栓は生理現象の一部ですが、喉の違和感が強かったり、頻繁にできる、あるいは喉の痛みや発熱を伴う場合は、扁桃炎などの炎症が起きている可能性も考えられます。また、口臭の原因は膿栓だけとは限りません。虫歯や歯周病、胃腸の不調、全身の病気など、さまざまな要因が考えられます。
喉口臭が気になって日常生活に影響が出ている場合や、他の不調を伴う場合は、一度専門機関で相談してみることも一つの方法です。ご自身の状態について、適切なアドバイスをもらうことで、より安心できるのではないでしょうか。
CHAPTER 03 「もしかして私だけ?」膿栓と喉口臭のサイン、こんな症状に心当たりはありませんか?
喉の奥からくる口臭、そしてなんだか喉に違和感がある…。「もしかして膿栓が原因?」と、一人で悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
特にマスク生活や冬の乾燥は、喉の環境に影響を与え、膿栓ができやすい状態を作ってしまうこともありますよね。ここでは、膿栓や喉口臭が気になる時に見られることの多いサインや症状について、具体的にご紹介していきます。「これ、私のことかも?」と感じるサインがあったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
喉の違和感や異物感、飲み込みにくさのサイン
膿栓は、喉の奥にある扁桃のくぼみにたまることがある、小さくて白い塊です。そのため、以下のような喉の違和感として感じられることがあります。
- 喉の奥に何か詰まっているような感じ: 「魚の骨が刺さっているみたい」と表現される方もいらっしゃいますが、実際には異物がないのに、何か引っかかっているような感覚を覚えることがあります。
- 飲み込む時に少し引っかかる感じ: 食事や飲み物を飲み込む際に、普段よりもスムーズにいかない、わずかな抵抗感があるように感じるかもしれません。
- 喉のイガイガ、不快感: 特に乾燥している時や、喋りすぎた後に、喉全体がイガイガしたり、すっきりしない不快感が続くことがあります。
これらの感覚は、膿栓が扁桃のくぼみに存在することで生じる可能性があるサインの一つです。常に続くわけではなくても、時折気になる場合は注意してみましょう。
自分で気づく口臭、人から指摘される口臭
膿栓の主な成分は、食べ物のカスや剥がれ落ちた粘膜、細菌の死骸などです。これらが喉の奥で分解される際に、独特の嫌な臭いを発生させることがあり、これが喉口臭の原因となる場合があります。
- 「ドブのような臭い」「生臭い臭い」と感じる: 自分で口臭に気づいた時、特に独特の不快な臭いを感じることがあります。鼻の奥からくるような臭いだと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
- 起床時や空腹時に特に口臭が気になる: 寝ている間や食事をしていない時間は、唾液の分泌量が減り、口の中の細菌が増えやすくなります。そのため、これらのタイミングで口臭がより強く感じられることがあるかもしれません。
- マスクをしている時に自分の口臭が気になる: マスクをしていると、自分の吐く息がこもりやすいため、いつもより口臭に気づきやすくなることがあります。
- 人との会話で不安を感じる: 会話中に相手の反応が気になったり、口元を隠したくなったりと、口臭が原因で精神的な負担を感じることもあるかもしれません。
自分の口臭はなかなか気づきにくいものですが、上記のようなサインに心当たりがあれば、喉口臭の可能性も視野に入れてみるのが良いでしょう。
喉の痛みや炎症、咳が続く場合
膿栓自体が直接的に喉の痛みを引き起こすことは少ないかもしれませんが、膿栓ができるような環境、例えば扁桃が慢性的に炎症を起こしている状態(慢性扁桃炎)では、以下のような症状が見られることもあります。
- 喉の軽い痛みや赤み: 特に風邪ではないのに、喉に軽い痛みがあったり、鏡で見て扁桃が少し赤くなっているように見える場合です。
- 慢性的な咳払い、痰が絡む感じ: 喉の違和感を解消しようとして、つい咳払いをしてしまったり、痰が絡むような感覚が続くこともあります。
これらの症状が繰り返し現れる場合は、膿栓だけでなく、喉全体の健康状態にも目を向けてみることが大切です。症状がひどい場合や長く続く場合は、早めに専門家にご相談いただくことをお勧めします。
こんな時は専門家への相談も検討しましょう
上記でご紹介したような症状が長期間続いたり、悪化して日常生活に支障をきたすようになったりする場合は、一人で抱え込まずに医療機関の受診を検討してみることも大切です。
- 喉の痛みや違和感が強く、飲食がしにくい
- 口臭が非常に強く、対人関係に影響が出ている
- 発熱や倦怠感など、全身症状を伴っている
- 市販のケア用品を試しても、症状が改善しない
ご自身の症状に合わせて、耳鼻咽喉科などにご相談いただくことで、適切な診断やアドバイスを受けることができます。専門家と一緒に、ご自身に合った対策を見つけていくことが、心身の健康にも繋がるでしょう。
CHAPTER 04 マスク生活で悪化しやすい喉口臭、今日からできる予防とセルフケア
喉の奥からくる口臭や、白い塊(膿栓)は、日常生活にちょっとした影を落とすことがありますよね。特にマスク生活や冬の乾燥が続く中で、「もしかして私だけ?」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
でもご安心ください。毎日のちょっとした心がけで、喉口臭や膿栓が気になりにくい環境を整えることは十分に可能です。ここでは、今日から実践できる具体的な予防策とセルフケアのヒントをご紹介しますね。
喉口臭や膿栓の対策は、日々のケアの積み重ねがとても大切です。まずは、ご自身の生活習慣を見直すことから始めてみませんか?
徹底した口腔ケアで口内環境を整える
口の中は、喉口臭の大きな原因となる細菌が繁殖しやすい場所です。丁寧な口腔ケアで、清潔な状態を保ちましょう。
- 正しい歯磨きとフロス・歯間ブラシの活用
毎食後の歯磨きはもちろん、歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間や歯周ポケットには、デンタルフロスや歯間ブラシを使い、食べかすや歯垢をしっかり除去しましょう。これにより、口内の細菌の増殖を抑えることにつながります。 - 舌苔(ぜったい)ケア
舌の表面に付着する白い苔のような「舌苔」も、口臭の原因の一つになることがあります。専用の舌ブラシを使って、優しく奥から手前にかき出すようにケアしてみてください。ただし、舌を傷つけないよう、力を入れすぎないことがポイントです。1日1回程度で十分です。 - こまめなうがいの習慣
食後や外出から帰宅した際など、こまめなうがいを習慣にしましょう。水うがいでも効果が期待できますが、口内洗浄液を適切に活用することもおすすめです。喉の奥までしっかりガラガラうがいをすることで、雑菌の洗い流しを助けることにつながります。
喉の乾燥を防ぐための習慣
乾燥は、喉の粘膜のバリア機能を低下させ、雑菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。特に冬場やエアコンの効いた室内では、意識的に乾燥対策を行いましょう。
- 加湿器の活用
お部屋の湿度を適切に保つために、加湿器を使うのはとても効果的です。特に寝室での使用は、睡眠中の喉の乾燥を防ぎ、快適な朝を迎えやすくしてくれます。 - こまめな水分補給
喉が渇いていなくても、意識して少量ずつ水を飲むようにしましょう。これにより、喉の粘膜を潤し、唾液の分泌を促すことにつながります。冷たすぎる水よりも、常温の水やお白湯がおすすめです。 - マスクの適切な着用
マスクは、飛沫防止だけでなく、喉や口元の湿度を保つ効果も期待できます。特に乾燥しやすい時期や場所では、適切にマスクを着用し、喉の乾燥対策に役立てましょう。
口呼吸から鼻呼吸への意識改革
口呼吸は、口の中や喉を乾燥させる大きな原因となります。意識的に鼻呼吸を心がけることで、喉口臭の予防につながります。
- 日中の意識付け
日中、仕事や家事をしている時に、ふと口が開いていないか意識してみてください。気がついたら口を閉じ、鼻で呼吸するように意識を変えていきましょう。 - 就寝時の工夫
寝ている間に口が開いてしまう場合は、市販のマウステープなどを活用してみるのも一つの方法です。ただし、使用前に説明書をよく読み、ご自身の状態に合ったものを選びましょう。
生活習慣の改善で根本からアプローチ
全身の健康状態は、口内環境にも大きく影響します。生活習慣を見直すことも、喉口臭対策には欠かせません。
- バランスの取れた食生活
偏った食事は、体の抵抗力を弱める可能性があります。ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂り、バランスの取れた食事を心がけましょう。また、刺激の強い食べ物やアルコールの過剰摂取は、口内や喉に負担をかけることがあるため、控えめにすることをおすすめします。 - 十分な睡眠とストレスケア
睡眠不足やストレスは、唾液の分泌を低下させ、口内環境を悪化させる一因となることがあります。質の良い睡眠を確保し、趣味やリラックスできる時間を作るなど、ストレスを上手に解消することも大切です。
【注意】膿栓を自分で無理に取り除くのは避けましょう
喉の奥に見える白い塊(膿栓)が気になって、つい自分で取り除きたくなる気持ち、よくわかります。しかし、ピンセットや綿棒などを使って無理に取り除こうとする行為は、喉の粘膜を傷つけたり、炎症を引き起こしたりするリスクがあります。
傷ついた粘膜は、かえって細菌が繁殖しやすい状態になることも考えられますので、ご自身で無理に触らず、自然に取れるのを待つか、どうしても気になる場合は専門家への相談を検討してくださいね。
これらの対策を日々の生活に取り入れることで、喉口臭や膿栓が気になりにくい、より快適な口内環境を目指していきましょう。
CHAPTER 05 気になる喉口臭と膿栓、諦めないで!健やかな毎日を送るための最終ステップ
日々の丁寧なケアが未来の快適さにつながります
ここまでの章で、喉口臭や膿栓の原因、マスクや冬の乾燥による影響、そして具体的なセルフケアの方法についてお話ししてきました。もしかしたら、「色々試しているけれど、なかなか改善しないな…」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、諦める必要は全くありません。大切なのは、日々の継続と、ご自身の体の声に耳を傾けることです。
喉口臭対策の基本となるのは、
- 丁寧なうがいや歯磨きの徹底
- 鼻呼吸の意識付け
- 加湿による喉の乾燥対策
- 規則正しい生活習慣の維持
といった取り組みです。これらは、どれか一つだけではなく、複合的に取り組むことで相乗効果が期待できると考えられます。焦らず、ご自身のペースで続けられることを見つけていきましょう。少しずつでも良いので、毎日の習慣に組み込むことが、快適な口腔環境への第一歩となるはずです。
生活習慣全体を見直して、内側から健康を目指しましょう
喉口臭や膿栓は、口の中だけの問題ではなく、全身の健康状態を映し出す鏡のようなものだと考えられます。例えば、以下のような生活習慣を見直すことも、長期的な改善に繋がる可能性があります。
- バランスの取れた食事: 栄養が偏ると、体の抵抗力が低下しやすくなることがあります。特に、ビタミンやミネラルを意識的に摂ることは、粘膜の健康維持にも役立つと言われています。
- 十分な水分補給: 体の内側からの乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促すためにも、こまめな水分補給は欠かせません。喉の潤いを保つことは、細菌の繁殖を抑えることにも繋がります。
- 質の良い睡眠: 睡眠不足は免疫力の低下や自律神経の乱れに繋がり、口腔環境にも影響を与えることがあります。十分な休息を取ることで、体の回復力を高めましょう。
- ストレス管理: ストレスは様々な体の不調の原因となることが知られています。適度な運動やリラックスできる時間を作るなど、ストレスを上手に解消する方法を見つけることも大切です。
一つ一つの習慣を見直すことは、ご自身の体全体を大切にすること。それが、きっと口臭の悩みにも良い影響を与えてくれるはずです。
「もしかして?」と感じたら、専門家への相談も選択肢の一つです
これまでご紹介したセルフケアを継続しても、まだ気になる症状がある場合や、不安が強い場合は、専門家に相談することも大切な選択肢です。喉や口腔の状態は個人差が大きく、時にはご自身では気づかない原因が隠されていることもあります。
- 耳鼻咽喉科: 膿栓の除去や、扁桃腺の状態など、喉の専門的な診察を受けることができます。慢性的な扁桃炎など、ご自身では判断しにくい問題を見つけてもらえるかもしれません。専門的なケアが必要な場合、適切なアドバイスや処置が受けられるでしょう。
- 歯科: 虫歯や歯周病、舌苔など、口内環境が原因の口臭に対して、専門的なケアやアドバイスを受けることができます。また、お口全体の衛生状態をチェックしてもらう良い機会にもなります。定期的な検診は、口臭だけでなくお口全体の健康維持に繋がります。
専門家は、あなたの症状を詳しく聞き、適切な検査を行うことで、原因を探り、それぞれの状態に合ったアドバイスやケアを提案してくれるでしょう。不安を一人で抱え込まずに、ぜひ頼ってみてくださいね。
明るい笑顔と快適な毎日へ向かって
喉口臭や膿栓の悩みは、時に人前で話すことさえためらわせてしまうことがあります。しかし、多くの人が経験する可能性のある一般的な悩みの一つです。適切な知識を持ち、丁寧なケアを続けることで、その悩みはきっと和らぐことでしょう。
この記事が、あなたがご自身の口内環境や健康について見つめ直し、明るい笑顔と快適な毎日を取り戻すための一助となれば幸いです。焦らず、前向きに、ご自身の体を大切にしながら、健やかな未来を築いていきましょう。

(株)いいの製薬 代表取締役。歯を磨いても口臭がして、思いっきり笑顔で会話できない。そんなお悩みの方に、日本初の<喉口臭®>を提唱して商品をお届けしています。喉口臭®とは、舌ブラシでは磨けない口の奥の汚れが口臭の原因になっている、あたかも喉から臭う口臭のことです。お口の浄化と口臭の予防ができる「ルブレン」や、口臭自体を除去する元医薬品の「ルブレンナイト」をお届けします。(日本口臭学会正会員|未病産業研究会会員)
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